【伝説日記vol.85】入院10日目。折り返し。
入院中
先週の木曜日から緊急入院をして、そのまま10日が経ちました。
今日はまた微熱がありますが、基本的に体調は戻り、痛み・辛さはなく、過ごせています。
前回、書いたように、今回の入院は直接的に『がん』は関係ありません。
CT検査については後述しますが、『腹膜のがん』が暴れ始めた訳でもなく、
そこのところは変わらない状態です。
昨年末に入れたCVポートから感染してしまい、高熱・痛みが続きました。
[参考]CVポートについて
溶連菌の一種のようで、(正確な名前は長く、難しすぎて記憶にもないのですが…)この種の菌に感染してしまった場合、
2週間は抗生剤を点滴することが、
胃癌治療のマニュアルらしいです。
そのため、どんなに回復しても、2週間、入院させられることになりました・・・
菌が無くなってから2週間なので、退院の目処は6月の3週目。
ちょうど折り返し地点…ですね。。。
迷っている
CVポートは除去しました。
麻酔がなかなか効かず、電気メスで「ヂリヂリ」と皮膚を焼き裂かれ、めちゃ痛かったです。
CVポートを埋め込む時に、2箇所メスを入れるのですが、僕の場合、めずらしいみたいで、本体が埋め込まれていない方が赤く腫れ、膿もいまだに出てきます。10日経った今も若干の痛みがあります。
実は3月にも一度、この部位の痛みが原因の入院騒動がありました。
その時は、感染の検査に引っかからなかったのですが、その時から、傷口はずっと赤く、たまに膿が出たりしていたので気にはしていたのですが、もっと主治医に主張して、診てもらっていたら、こんなことにならなかったのかも…と、少し後悔しています。
今、迷っているのは、再度、CVポートを埋め込むかどうか。
2週間の抗生剤点滴を終えたら、その手術は行えるらしいです。
次は逆側の左側に埋め込むらしいです。
もう、体は傷だらけなので、メスを入れることに抵抗はないですし、この点滴生活でも身にしみている事実は、『血管が悲鳴をあげている』ということ。
長きにわたる抗がん剤投与で、血管も細くなってしまっています。
点滴時の血管痛も起きやすく、やっぱり、ポートの方がラクです。
だから、再度、入れたい思いは強いのですが、正直、ポート感染にビビっています。また同じことが起きる可能性があるなら、入れたくないです・・・
もう一つの思いとしては、実際に今後、どれほどの期間、このポートを使用するのだろうか…という思いです。
ポートを設置しない場合、腕の血管から投与することになります。
もちろん、その方法で治療は続けれる訳で、僕の場合は、ポートがなければいけないという段階までには至っていません。
もちろん抗がん剤治療は続きます。
ただ、その抗がん剤治療も果たしていつまで続くのか・・・
それは良い意味でも、悪い意味でも。
もしかしたら、もうポートは必要ない。という神からのお告げなのかな…
なんて考えたりしたんです。
もちろん、良い意味で、抗がん剤治療が終了して欲しいですけどね。
CT検査結果
主治医とは回診でしか話せず、画像をしっかり見てはいないのですが、
造影CTの検査をしました。
先月末の診察で、腎臓の悪化の指摘をされ、そのことはブログにも書きました。
体調も優れず、実際に血液検査の数値も悪く、次から次に訪れる壁に、正直そこそこ凹んでいました。
結果、
腎臓の腫れは認められず、異常は確認されなかった
ということ。
よかったです!!(安堵)
腹水の増減もなく、3ヶ月前のCT検査とほぼ変わらず、現状維持とのこと。
まぁ、悪くなった可能性を指摘されていたことを考えると、良い結果なのかな。
本当は腹水も無くして、最高の結果を聞きたかった。
まぁ、よしとしよう。
思い
先月、また悪化の兆候の指摘を受け、そして、急な入院も経て、また僕の心が大きく動きました。
簡単に表現すると、
やっぱり、
俺、死ぬんかな…って。
ここのところ順調で、お腹の調子も良く、食べる量も人並みになっていました。
運動も、仕事も再開して、前向きな生活を送っていました。
また戻されました。
5年生存率5%以下という現実に。。。
今回、痛感した僕の性格。
極端なんですよね。。。
生きれる!と思うと遠い未来、ずっと先のことを想像して、
死ぬ。と思うと、1年以内の死を想像してしまう。
間がないんです。
だから、気持ちの高低差がありすぎるんです。
その高低差がわりときつい・・・
もっと解釈の幅を広く持って、余裕が持てればいいんですけどね。
でも、
そんなもんちゃいます?!
5年後、3年後のことを今に置き換えることってむずくないですか??
5年後の旅行が楽しみで、毎日仕事を頑張るって、だいぶ想像力豊かでしょ。
結局、長くても1年ちゃいます?
今の行動のモチベーション、動機になる直接的な将来の目標って、せめて1年ちゃいます?
少なくとも僕はそうなんで、
5年後どうなってる、3年後どうなってるか、ではなく、
1年後生きてるのか…
という発想に置き換えてしまう。
逆に、生きれるなら、ずっと生きれるイメージにもなる。
極端になるのは、仕方がないことで、
それが今を生きているって証なのかな。って。
この2年半、この振れ幅に振り回され続けてきたから、
もう慣れっこ!!
って言ってみたい・・・
やっぱり、死をイメージすると、しんどいよ。
今でも慣れないし、
病室で一人、孤独に泣きそうにもなる。
しんどいときは特にね。
結局、これからも僕は、
極端に生きていくと思う。
生きれる!と思えれば、はっちゃけるし、
旅行にも行くし、人からみての「無茶」もするだろう。
死ぬかも。と思えば落ち込むし、時にはまた一人泣くだろう。
結局、
それが、『生きてる』ってことなんやろ。
うん。
俺、
生きてる。
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