腹水ってなに?胃全摘手術後に腹水がたまってしまいました。
一気に冷や汗が出てきて、僕の脳ではすぐに処理ができませんでした。
2017年末から2019年1月の1年間の闘病期間、腹水がたまることがなかった僕。そのため、腹水に関する知識はほとんどなく、同じくガンと戦う癌サバイバーの方達のブログを拝見している中で、『腹水=ガン』と刷り込まれている僕にとって、主治医の言葉は、「ガンの再発」の宣告にしか聞こえず、ステージ4を告げられたあの日のように、一瞬にして体温が下がりきりました。
その後の話で、なんとか冷静さを取り戻しましたが、イメージしなさすぎた展開のため、やはりテンパってしまったのか、診察後、
そんな状態に。。。
よくない経験として記憶にあるはずだけど、診察室を出てすぐ、ネット検索をしまくり・・・
自分にとって都合のいい情報を探すべく、検索窓にあらゆるキーワードを入れて検索するが、出てくる情報はネガティブなものが多く。。。
そんな日から1日経過して、脳みそもやっと整理でき、心も落ち着いたので、今回は、そんな中で僕が得た知識。もちろん『腹水』についてまとめたいと思います!
目次
腹水って??
文字通り、お腹にたまる水のことです。ここで言う「お腹」は、厳密に言うと、腹腔内のこと。
腹壁に囲まれた腹部内の空間のこと。消火器の臓器のほとんどがこの腹腔内に存在する。
腹水はなぜたまる?その原因
原因は大きく分けて、2つ!
①お腹の炎症
②肝硬変
あえてわかりやすくするためにざっくりとあげてみました。
1つずつ説明していきますが、その前に・・・
通常20〜50mLの水が入っています。この水のおかげで、腸がスムーズに動くのです。それ以上にたまってしまった水のこと、また、その状態のことを腹水と呼ぶのです。
①お腹の炎症
お腹の中で炎症が起こり、血液成分や、水分がしみだしてたまります。
要するに、通常より腹水が過剰に産生されるということです。
この代表的な原因が「がん性腹膜炎」
胃がん・大腸がん・膵臓がん・卵巣がんなど
この腹水の特徴としては、タンパク成分を多く含みます。
②肝硬変
あえて一つの病名をあげましたが、肝硬変だけでなく、腎不全・心不全などの病気が原因で、血液中のアルブミンが低下し、血管の外に漏れた水分を血管内に戻すことができなくなって腹水がたまります。
要するに、通常より腹水の排出が妨げられるということです。
この腹水の特徴としては、タンパク成分が低いことです。
先生の説明は少し違った
腹水の原因は、上に書いたように、大きく分けて2つだが、僕の主治医の言い方は少し違った。
①がん
②炎症
③肝機能によるもの
先ほどの分類との違いにおわかりいただけるでしょうか?
『お腹の炎症』の部分を2つに分けて、説明してくれたのです。
「腹水=がん」というイメージはその通りで、ほとんどが「がん性腹膜炎」によるものと言っても間違いではないでしょう。だから、僕も、「再発」が頭にすぐによぎったのです。
では、がんが原因ではない炎症とはどういうことなのでしょうか?
今考えれる、僕の腹水の原因がコレということで、先生はわざと3つに分けて話してくれたのだと思います。
その原因というのが、「手術」です。
ただ、こんなに明確な言葉としては、先生は言っていませんでした。
そのため、あくまで僕の解釈なんですが、開腹手術であれ、腹腔鏡手術であれ、メスで臓器や、血管を傷つけると漏出した体液が腹水としてたまることは当然にあるようです。そんな説明を簡単にされ、
戸惑ってひとり説明を聞いている中、やっと安心感を持てた。のも、つかの間、
この今の主治医は、わりとズバっとモノをいう人。
「でも、腹膜播種(再発)の可能性がない訳ではない。腹水をとって確認すればわかるが、今はまだその段階ではないし、またお腹を切って調べる段階ではない。
でも、あくまで腹膜播種(がんが散らばるタイプ)だから、がんが影響の腹水ではない!とは、決して言い切れない。」
術後からもう5ヶ月も経つのに、まだ手術が原因の腹水がたまっている。と捉えるべきか、まだ5ヶ月しか経っていないと捉えるべきか・・・
ちなみに、説明が前後しちゃいましたが、僕の場合、肝機能の数値からみて、それが原因であることはまずない。との診断です。
まとめ・僕の見解
もう少し、腹水について、治療法や、一般的な症状などもまとめようかとも思っていましたが・・・すみません。やっぱり自分ごとで、やっぱり昨日の出来事で、主観的な話にはなってしまいます。
また、今後の僕の体調、経験も含めて、この記事に、追記して行ければいいかとは思いますが、ひとまず、昨日はじめて腹水が確認され、主治医にも「原因が、がんである可能性は限りなく低いけど、もちろんその可能性はゼロではない。」と言われた中、僕なりに自分を落ち着かせる見解にたどり着きました。
あくまで、僕の見解です。悪しからず。
見解① 手術、術後の腹膜の炎症による腹水がまだ残っている
実は、必死にネットサーフィンする中で、手術による腹水のことにはなかなかたどり着くことができず、正直焦りました。
何度も陥った状況ですが、そうやって検索をすることで、ネガティブになっていきました。
ただ、先生の言っていること、そして、原理的に十分、理解できるので、そう思う(←手術が原因の腹水だと思う)ことに落ち着きました!
そう思える要素も別にあって、まずは「体重」です。
胃全摘手術直後はもちろん食事もろくにできず、体重が落ちるのは当たり前のことなのですが、僕は体重が増えるという小さな奇跡を起こしましたw
当時は、頑張って食べた成果だと思っていましたが、今思うと、
腹水が増えると、もちろん体重は増えます。きっとその影響で増えたのだと思います!
ただ!!退院前、CTは撮ってるんですよね…
そこで言われなかったということは、まだその段階では、たまってはいなかった?!!
そのあたりは次回の診察時に聞こうと思っています。
そして、もう1つの要素が、「見た目」です。
退院直後は、腹直筋血腫の影響もあり、お腹は腫れていました。その後も、もちろん術後は傷口も腫れていたりで、お腹もぽっこり。
今は、筋トレもランニングもはじめたせいか、シックスパックに戻りつつある!!まさか腹水がたまっているような腹ではない!
もう1つ、術後の炎症による腹水だと思える要因があって、それは単純に、
見解② 気にしすぎず、今まで通りの日常で治る
腹水について調べている中、「絶対安静」や「塩分制限」などの言葉を多く目にしました。
たしかに、がん性腹膜炎などで、腹水が増え続けるようなら、体への影響を考え、様々な治療や生活習慣、食生活も見直すべきだと思いますが、
僕の見解では、「今の僕の場合、腹水は減っていっている過程」という認識なので、しばらくは何も変えずに過ごそうと思っています。
そう、このことを先生にしっかり聞けなかったことが少し不安だったのですが、まぁ、運動していることや、食事のことも話した中、これと言って指摘もされなかったので、大丈夫ということでしょう!笑
もちろん、体調や、見た目、体重の変化には敏感になって、少しでも不調に傾けば、全てを見直すつもりです!
ちなみに、筋トレでは、腹筋はやっていないです!まだ、お腹を気遣って、避けていたのですが、そろそろ腹筋をしたいと思っていたさなか。。。
やっぱり腹筋は怖いのでやめときます!
でもね、走るだけで、腹筋は割れますよwww
塩分に関しても、抗がん剤の副作用「味覚障害」のせいで、そもそも食べれない時も多く、その時は大量に塩は使ってしまいます。
腹水のことよりも、食べれず、体重が減って、抗がん剤もできなくなる方が、今の僕にはデメリットが大きいので、塩分制限はしません!!
ま、体重が減ってもやばい。増えたら増えたで、腹水の影響?!とか思ってしまう、超ジレンマゾーンに突入してしまいましたが、これまで通り、自分が納得いく毎日を過ごしていこうと思っています!!
見解③ 結局は気持ち次第
はい。病は気から。
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